腹痛は交通事故の後遺症か

腹痛は、交通事故の後遺症なのか、かなり迷うところではないでしょうか。腹痛というのは、日常的に発生することがある症状なので、交通事故による影響で発生しているのか、それとも、単なる腹痛なのか、判断が難しいところがあります。

交通事故の衝撃により、腹痛が発生する可能性や、その他の症状からくる腹痛など、色々な観点から交通事故と腹痛の関連性を探っていく必要があるでしょう。

ストレス性の腹痛

交通事故の後、すぐに腹痛が発生したのならば、衝撃により内臓が損傷した可能性があります。しかし、時間が経過して腹痛が発生しているなら、ストレスによる腹痛も考えられるのではないでしょうか。交通事故は、その度合が大きければ大きいほど、事後処理が大変になってきます。

そのため、精神的、身体的に負担が大きい場合があり、それがきっかけでストレスが溜まってしまうということもあるのです。事故の後に、事故の処理に多大な時間や労力を使っているという場合、ストレス性の腹痛が発生している可能性もあるでしょう。

ストレス性の腹痛というのは、ストレスによって、自律神経が乱れ、胃酸が過剰に分泌されてしまったり、胃の動きそのものが乱れてしまうこともあります。胃が不調になると、それがきっかけで腹痛を発生させることもあるので、ストレス性の腹痛というのは十分に考えられるでしょう。

ストレスが腹痛の原因の場合には、ストレスを軽減するために、リラックスすることが大切です。

腹部外傷自体は後遺症の可能性が低い

交通事故の際に、その衝撃が大きければ、腹部外傷と診断されてしまうこともあります。腹部外傷というのは、程度が大きい外傷になる可能性が高く、それに伴って各臓器が損傷してしまうこともあるのです。そのため、交通事故の後になって出てくるというよりかは、交通事故の際の怪我として診断されることが多くなります。

そのため、腹部外傷自体は、後遺症といえない可能性も高くなるでしょう。

腹部外傷による臓器損傷の後遺症はあるかもしれませんが、基本的には、緊急に措置しなければならない外傷が多いです。

また、腹部外傷による臓器損傷が発生しているような場合には、交通事故の後の精密検査によって、その多くを発見することができます。出血がしていないか、という線から調べることもできますし、臓器が損傷することによる、体液の漏れなどでも状況を知ることができるのです。

むち打ちの後遺症と腹痛

交通事故の後遺症として、むち打ちは真っ先に思い浮かぶくらい有名です。むち打ちは、簡単にいうと首の捻挫といわれることが多く、事故直後に痛みが発生せず、時間が経ってから発生することも多くなります。このことからも交通事故の後遺症として有名です。

このむち打ちというのが、なかなか厄介な症状になっていて、治療が長期になる可能性もあるので、本人の知らないところでストレスによる負担が大きくなっていきやすいです。いつまで治療のために通院すればよいのかわからない状況は、予想以上にストレスの原因になりますので、このような状況が腹痛に繋がってくることもあります。

上で紹介したように交通事故のストレスにより、自律神経が乱れてしまうことがあるのです。この自律神経の乱れは、胃の不調から腹痛を引き起こすこともありますが、むち打ちの症状や治療のストレスによって、腹痛が発生することもあります。

このタイプの腹痛は、原因を特定するのが難しく、交通事故後に下痢などに悩まされている場合には、自律神経が乱れてしまっている可能性もあるでしょう。

原因を特定することで改善されることもある

交通事故の後に、原因不明の腹痛に悩まされると、後遺症かと疑ってしまうこともあるでしょう。原因不明の症状に悩まされ続けるのは、予想以上に負担になってしまいます。そのため、原因を特定することによって、安心でき、症状が改善に繋がっていくこともあります。

原因不明の症状は、何か大きな病気なのではないか、というような不安が強くなってしまうのです。原因を特定することができれば、そんな不安が軽減されますので、その原因がストレスの場合、一緒に症状も改善する可能性があるでしょう。

そのため、腹痛の原因を知ることは大切だといえますので、専門家などの力を借りて、症状を特定することにも力を入れていきたいところです。

交通事故の後遺症であるむち打ちの改善を目指すような施術がきっかけとなって、原因が判明することもあります。

しっかりと病院で診断することが大切

交通事故の後に腹痛に悩まされる場合でも、そうでない場合でも、しっかりと病院で診断することが重要になってきます。交通事故の後遺症と判断できる場合には、治療費を請求することができますので、その際に重要になってくるのが、しっかりとした専門機関での受診を終えているかということです。

交通事故の後遺症には、むち打ちが多いことから、整骨院や接骨院に行くこともあるでしょう。院という文字がついているので、病院と勘違いしてしまうこともありますが、これらは正確には病院ではありません。後遺症であるかどうかを正確に判断するためには病院で精密検査を受ける必要がありますので、交通事故の後は、まず病院の診察を受けることを優先する必要があるでしょう。

また、交通事故で腹痛が発生した場合、腹部外傷の可能性がありますが、軽度の外傷であっても、しっかりと精密検査を受けることで異常を発見することができます。逆に、軽度の場合、診断を受けなければ、判断が難しいので、後から腹痛となって発生する可能性もあるのです。

むち打ちと脳脊髄液減少症

交通事故の後遺症としてむち打ちが有名ですが、このむち打ちにはいくつかの種類があります。むち打ちから発生する後遺症の中には、脳脊髄液減少症というものがありますが、この症状と腹痛が関係する場合があるのです。

脳脊髄液減少症の症状は、全身に及び、その中に、腹痛も含まれています。しかし、脳脊髄液減少症の場合、腹痛だけが症状としてあらわれるわけではなく、その他の症状が全身に見られるようになるのです。脳脊髄液減少症の症状を確認してみると、腹痛の他にも、聴力や味覚障害が発生する可能性もあります。

また、倦怠感や全身に痛みを感じることもあるので、これらの症状に同時に悩まされているなら、脳脊髄液減少症の可能性もあるでしょう。何より、交通事故の際に首に強い衝撃を受けたなどの場合、可能性は高くなってくるでしょう。